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サイボウズのサマーインターン行ってきた

今夏のインターン感想エントリです。

サイボウズのエンジニアサマーインターン2016のWebアプリケーションコースで、9/5-9/9の1週間、大阪オフィスでkintoneの中を触ってきました。文章についてですが、最近自然言語を書いてなくて語彙力が死んでるのでそのあたりご容赦願います。

インターンの詳細についてはサイボウズのエンジニアブログとか読むと良いっぽい。

blog.cybozu.io

前日譚

正直サイボウズに関しては、サービス内容がグループウェアというBtoB寄りだったので、実際のサービスに関してはほとんど知らなかった。kintoneっていうなんかドラゴンボールみたいな感じの名前のサービスやってたり謎のアメコミ風のマスコットキャラ*1が居たり、ちょっと前にレッドブル激推ししてた会社というイメージだった。

ただサイボウズ自体は技術的には現在はリクルートに移られたTAKESAKOさんや『クラウドを支えるこれからの暗号技術』を出された光成滋生さん、『30日でできる!OS自作入門』の川合秀実さん*2などが在籍されている/されてたサイボウズ・ラボの名前でよく聞いてて技術的にすごい、という印象だったのと、サイボウズ脆弱性報奨金制度などで、主にセキュリティ方面から「すごい」と思っていた。

また、最近だと「働きやすい会社」というのはよく聞いていたし、数年前サイボウズ・ラボユースHackathonに申し込んだ際、書類選考で落選したにも関わらず何故か紙袋一杯のノベルティ詰め合わせ(レッドブル入り)が届いたりして、個人的にかなり好印象だった。

選考に関しては書類選考と面談で割とサクッと決まった印象があった。面談ではひたすらRustとかElixirとかプログラミング言語の話をしていた気がする。

参加者

3回に分かれてるからなのか思ってたよりも参加人数は少なく、全コース合わせて10名ほど、主に東京オフィスが中心で大阪オフィスでのインターン生は俺ともう一人の計2人だけだった。 ただみんなかなり優秀で「やばい、休学ニートには眩しすぎて致死量の覇気だ」って印象だった。人事やエンジニアの方曰く結構倍率が高かったらしく、 「ちゃんと付いて来れるだけの実力を持った方、サイボウズだからこそという方を選考で熟考しているのでその点は安心して下さいね」と仰って下さったので自信を持つようにした。

業務内容

基本的には募集要項に書いてある通り、kintoneというグループウェアの追加機能のプロトタイプを仕様策定から実装、可能な範囲でテストまで一通りやる感じだった。

一応追加機能に関してはインターン期間で実装が終わりそうな粒度のものがいくつか用意されていて、フロントエンド寄りのものが多かったけどサーバサイド寄りのものもあった。俺は用意されてた案の中でサーバサイドの奴で他のインターン生と希望が被ったので相談の上同じくらいの粒度・内容のものを提案して頂き、最終的にサーバサイドにシンプルなREST APIのエントリを1つ追加で作成する案になった。前述の通り仕様策定から実装まで行い、一応単体テストも書いた。

また、適宜業務に関連する技術のセミナーなんかも開いて頂いてたのでそれに参加したり、という感じ。

社風・社内環境

多分これが一番気になる人が多いと思うので、肌で感じたことを書く。ただ大阪オフィスでのことが中心なので東京や松山はもう少し雰囲気が違うかもしれない。 また、比較対象が前回インターンに参加したピクシブになるので極端な比較にはなりそうな気がする。

tasuten.hatenablog.com

社員の皆さんに関しては、これはインターン生全般にも当てはまってたんだけど、結構真面目で物静かな方が多い印象を受けた。 真面目で物静かと言ってもガリ勉コミュ障の湾曲表現とか言うわけではなく、業務に関して責任を持った程よい緊張感という印象だった。 ただ休憩のときはフランクに話して下さるし、メンターの方も質問には瞬時に的確に答えてくださって「能ある鷹は爪を隠す」とでも言うべきか、 本当に責任を持って取り組まれてた。

この点に関して途中に面談があったのだけれど、俺の見解としては「サイボウズで扱っているサービスはグループウェアという性質上主に企業や法人など、そのサービスが滞るとお客様の業務そのものが滞り、ひいては分かりやすい面で言えば経済的損失を招くことが予想される。だからサイボウズでは石橋を叩いて渡るぐらいの慎重さが必要だから緊張感を持って慎重にやっている」というような旨の私見を述べたところ、面談の人事の方が「その通りです」と仰られた。

これは例えばSNSのような場合は基本的に損失は自分に返ってくるだけ(だけ、という言い方は失礼とは思うけど)なので、チャレンジングに1日に何度もデプロイを行える点とは対照的で、適材適所のサービスの提供の仕方があるという言っちゃえば当たり前の知見を改めて体感できた。

また、サービスへの責任という面で言えば、これはサイボウズに関しては他にも見られ、例えばこれはkintoneの例だけど、 技術的には単体テスト以外にも様々な自動テストをして、自動テストをした上で更に社内の品質保証(QA)チームで人手でテストして、 しかもその上で社内で実際に様々な人たちで使って(いわゆるドッグフーディング)、ようやっとリリースという過程を経ていて本当に何重にもチェックしている、 というのが得る知見はあった。*3

また、サイボウズといえば「働きやすい会社」というので結構知られてるのはあるけど、実はサイボウズはちょうど社長交代があった10年ほど前に苦難の時期があって、その際に今の社長の青野さんは悩んだ末に色々方針を考えて、「チームあるところ、サイボウズあり」というスローガンを掲げるようになったとのこと。 実際人事制度についても「100人いれば、100通りの人事制度」との方針で、これは「るつぼではなくサラダボウル、パッチワーク」というアメリカ合衆国に対する比喩を俺は思い出した。

実際たった5日間だけどオフィスに居てる間でも、それぞれの人の出勤/退勤時間は結構バラバラだったり、在宅ワークをしてる方が結構居て、曰く「オフィスに全員集まるのはかなり珍しい」とまで社員の方が言ってられたのが印象的だった。それに関連する話としては、青野社長が「台風の日に頑張って出社したら社員全員在宅ワークしててオフィスの電気すらついてなかった」と仰ってたのを訊いたときは印象的だった。

また、今回のインターンでも東京と大阪に分かれてたのだけれど、同時期に松山でも似たことをやっていたらしく、そういう遠隔会議に通常ならSkypeなどで済ませるところを、サイボウズではCiscoのWeb会議機器が各会議室に1つずつ置かれていて、快適に通話が出来たのは印象的だった。

思うところ

なんか色々書いてたらべた褒めになってしまってちょっとアレだし、少し思うところも。ただこれはかなり個人的な問題ではある。

前回はピクシブというBtoC*4でかなりPDCAマニ車高速回転7200rpmな感じのところ、今回はサイボウズというBtoBで堅実にじっくり、というある程度毛色の違う企業の内部を見て感じたところなんだけど、この両者を体感して感じたのは確かにサイボウズのような企業の方針にも共感は出来る、んだけど、少なくとも、本当に個人的に感じた点としては、かなりざっくりとした言葉で怒られそうな気がするけど「若い内はもう少しスリルがほしい」というどうしようもないことを思った。

というのも、一応大学院1年休学してるのでこのままだと25歳で新卒で社会に出る、ということになりはするんだけど四捨五入して30といえども俺の価値観としてはまだまだどんどん技術を追っていきたい、という気持ちがあるのも確かで、技術面で言えば比較的チャレンジが出来るBtoC寄りの方が今の自分には合ってる気がした。35歳某説ってどうなんでしょうね…というか若老害にならないように気をつけないと…

謝辞

サイボウズのみなさんありがとうございました。結構今後の就職については悩んでいた部分もあって、そのあたりの基礎固めに特に参考になる知見を得られて非常に有益でした。あと、賃金やプレゼントやランチとか本当にありがとうございます…。

一応明々後日から復学なので病み上がりからの18卒就活&授業&研究頑張るぞい。というか病み上がり以前に全然病みが上がりきってない不健康体なので無理するとマジで死ぬので無理しないようにする

*1:ボウズマンというそうです

*2:Gaucheで有名なLISPerのShiro Kawaiさんではない

*3:そのくせGaroonとかサイボウズ Officeとか脆弱性だらけじゃねーかというツッコミはあるかもしれないのだけれど、これはkintoneはかなり新しいサービスだからこういう体制が導入しやすかった、というのもあるのかも。技術的負債の返済…

*4:BtoC/BtoBという言葉はなんか違う気はするけど、いい言葉が思いつかばなかったので雰囲気で察して

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