Gauche/Schemeで添字付きループ
Gaucheでmd2()
を実装するときに思いついたので
(use srfi-1) (for-each (lambda (index) (print index) ; なんか処理する ) (iota 16 0))
なんてことはなくてiota
で(0 1 2 3 ... 14 15)
を作ってるだけ
今週のお題「2017年にやりたいこと」
2016年雑な振り返り
毎年恒例今年の振り返りです。
ざっと言えば大きくは復学とインターンを含めた就活の年ですね。というかさっきまで就活のWeb試験やってました(忙しくてつらい)
年の中頃までは休学期間で、夏休み明けから復学しました。 病気休学なので基本は安静という名の家でゴロゴロしてたので研究何それって感じでそれのツケも…
Google Calendar見ながら振り返ってます。
1月
丸1年前の大晦日は冬コミに行ってて、新幹線だったので家にギリギリ2015年内に帰ってきて家で2016年を迎える。そのまま初詣へ。
基本的に1月の行事は親戚回りと大阪日本橋でコミケの買い忘れ物を買ってた以外予定は休学ゴロゴロ。
2月
場阿忍愚CTF 解説会&パーティとかOWASP Kansai ローカルチャプターミーティング / OWASP DAY 2016 Spring とかで三宮まで行ったりしてた。
また、ピクシブの春インターンの選考もこのあたりで有った気がする。 Skype面接ではRustとかElixir面白いっすよねな話しかしてなかった記憶がある。
あと、冬の京都古書祭りにも行く。
3月
大きくは
の2つなのでそっちを参照してほしい。この両方共の翌日に東京、というか秋葉原と神保町めぐりをしてた。 ピクシブインターン中はコンビニ飯で辛かったので1日だけ朝食をルノアール千駄ヶ谷駅前店でモーニングを頂きながらのんびりしてた。
4月
書類上は修士2年になる。あと1年あるけどな。
神戸であったComic Generation #2に行ったりする。
休学中だが健康診断に呼び出されたり「ピクシブでインターンしてきたよー」てな話を学部内でサラッと発表したりした。
5月
サマーインターンに向けてジースタイラス社の逆求人イベントとそれの準備だったりをして少し忙しく。
この逆求人イベントで社会のエンジニアへの価値観と自分のギャップで悩んだり。
具体的には自分の考えとしては「何かを知るの楽しいしコード書くのも楽しいしそれだけして過ごしたいしそれ仕事にしよう」って思ってたんだけど、 世間的には「じゃあそれ本当に問題解決してんの?そうじゃないとビジネスにはならんので社会人としては厳しくない?」ってな考えを思い知ってギャップに悩む。
結論から言うとじゃあ「何かを知るのとか何かを作る、描く、書くの創作活動ってすげー楽しいし、楽しんでる人はいっぱいいる。でも実際問題それで暮らすの厳しい。じゃあそんな問題解決とかに悩まずに創作できる場所が社会に欲しい!つくろうぜ!」という価値観に帰着した。
またOSC京都の準備も始動しだしてた。
学部入学時に買ったMacBook Pro 13in.がもう無理ってなったので今の愛機MacBook Air 13in.に乗り換えた。
それ以外では春の京都古書祭りに行ったりしてた。
6月
「セガ×あいちゃれ」 サービス開発はじめの一歩! ~現役エンジニアが語る、セガ流モノづくりの極意。~ で立命館BKCに行ったり。高校生とかも来てて「イマドキの高校生すげぇ」とかのんきに思いつつ裏では冷や汗かいてた。最近の若者の人間離れ。
あとは特に目立ったイベントもなくOSC京都の準備ミーティングとか。
7月
Osaka.vim #7でAimingの大阪オフィスに行ったり。何やってたかというと
まわりの作業をやってた。ちなみにこのカラースキーム、ちょっと色に統一感がないので時間が出来たら色を選び直す予定。
いくつかのインターンの選考を受けて落ちたりもした。
あと月末に毎年恒例OSC京都でスタッフをする。今年は割と休学中で体調微妙ということもあって2日目だけスタッフしてた。 というか、基調講演の
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8月
下鴨神社であった夏の古本祭りで土砂降りの雨に振られて地獄だった。
あとはぼちぼち指導教員と復学後どうすっよー的な相談をしたりもしてた。
9月
まずは
が非常に大きい。 それとインターン最終日の次の日は
rubykaigi.orgの最終日に参加した。
弊社、ホワイト過ぎて一日で一番辛いのが通勤だった
— TASUTEN (@tasuten) September 9, 2016
ってのがあった。
こみっく★トレジャー28に行った。
そして復学した。
10月
復学中。 授業や研究でヒィヒィ言いつつも就活準備を進めてた。
持病の吐き気が悪化したので検査のためにこの歳で始めて胃カメラを飲む羽目になった。胃カメラの感想としては
胃カメラの感想としては、イラマチオとかfacefuckモノで抜けなくなった
— TASUTEN (@tasuten) October 25, 2016
というロクでもねぇ感想でした。ちなみに胃カメラ後初めての食事はコンビニペペロンチーノ大盛りって馬鹿なの。
11月
本選考の前準備としてジースタイラス社の逆求人イベントでビックサイトまで行った。上の逆三角のところ入った。
その後はビックサイトから秋葉原行って、更にそっから荻窪のカプセルホテルまで行って泊まって、そっから立川経由で多摩モノレールで明星大学に行ってOSC東京を覗いて、京王線で新宿経由で神保町の古書市に行って秋葉原行って東京駅から新幹線という弾丸旅行キメた。たのしかった(粉蜜柑)
神保町の戦利品は
そういや先日の神保町古本まつりで買ったやつ。800円だけどおっちゃんが100円まけて700円にしてくれた pic.twitter.com/TRsfZsq5sw
— TASUTEN (@tasuten) November 19, 2016
鳳翔さんと妙高さん pic.twitter.com/pTzWmOfISd
— TASUTEN (@tasuten) November 19, 2016
その他には関西オープンフォーラムで同じく『UNIX考古学』の藤田さんのお話を聞いたりサインを頂いたり、サイボウズのブースでインターン中にお会いした社員の方に「お久しぶりです」ってやってた。抽選会でRaspberry Piの初期の方の型が当たった。
12月
平成生まれのための「情報技術史入門」で三度目の藤田さんのお話を聞く。
#平成Unix 、お疲れ様でした。「今の子はDECもCompaqも知らないですよ」「ヒッピー文化といえばウッドストックのジミヘン」とか言ってたらおっさん扱いされましたがちゃんと20代前半です!!!!!!
— TASUTEN (@tasuten) November 26, 2016
blog.cybozu.ioにも行く。またしてもサイボウズの方に「お久しぶりです」をかます。 個人的には『SREチーム発足!』と『開発者を支える生産性向上チームの取り組み』のお話が特に面白かった。
あとは就活を割と本格的に始める。嬉しいことに幾つかの企業から声をかけて頂けているけど研究+授業+就活の三連コンボが割としんどい。
今後
一応授業はなんやかんやで一段落ついたのであとは就活と研究。
研究に関しては実は今の研究テーマは楕円曲線暗号に関することをやってるんだけど、これは指導教員の専門分野外だけど「これならモチベーションがわきます」って言って結構無理言ってやらせてもらってる。そのくせ色々ストレスとかで進捗報告とかはあんまり出来てなくて研究はダメダメ感はある。ただ楕円曲線暗号の話自体は非常に面白いので研究という制約がなければもっと伸び伸びやりたいけど大学院生の本分は研究なので……と言った感じ。自分でこれやりたいって言ったにも関わらずこの有様なので本当に指導教員泣かせだしなんとかしないととは思ってる。
就活に関しては既に1社から所謂お祈りを頂いてるけど、個人的には後腐れはないので良い就活は送れてる気がする。
また、第一希望の某社も良い感じではあるのでひとまずは第一希望社の選考を中心にしつつ、第二/三/四希望社他の企業のもうまく進められればとは思っている。
出来れば早めに就活終わらせて研究を進めないと最悪修士修了出来ない可能性がある…けど自分としては就職の方がより前向きに取り組めるのでひとまず就活を頑張ろうと思う。
あと、最近「テスト前の掃除したくなる現実逃避理論」で「忙しくて現実逃避にコード書きたくなる病」に罹ってRustでちまちま色々作ったり、シェルをfishに乗り換えたりしてる。
てな感じでいろいろドタバタしてるし来年は歳男+本厄+修士研究になりますが無理しない範囲でやっていければとは思います。
サイボウズのサマーインターン行ってきた
今夏のインターン感想エントリです。
サイボウズのエンジニアサマーインターン2016のWebアプリケーションコースで、9/5-9/9の1週間、大阪オフィスでkintoneの中を触ってきました。文章についてですが、最近自然言語を書いてなくて語彙力が死んでるのでそのあたりご容赦願います。
インターンの詳細についてはサイボウズのエンジニアブログとか読むと良いっぽい。
前日譚
正直サイボウズに関しては、サービス内容がグループウェアというBtoB寄りだったので、実際のサービスに関してはほとんど知らなかった。kintoneっていうなんかドラゴンボールみたいな感じの名前のサービスやってたり謎のアメコミ風のマスコットキャラ*1が居たり、ちょっと前にレッドブル激推ししてた会社というイメージだった。
ただサイボウズ自体は技術的には現在はリクルートに移られたTAKESAKOさんや『クラウドを支えるこれからの暗号技術』を出された光成滋生さん、『30日でできる!OS自作入門』の川合秀実さん*2などが在籍されている/されてたサイボウズ・ラボの名前でよく聞いてて技術的にすごい、という印象だったのと、サイボウズ脆弱性報奨金制度などで、主にセキュリティ方面から「すごい」と思っていた。
また、最近だと「働きやすい会社」というのはよく聞いていたし、数年前サイボウズ・ラボユースHackathonに申し込んだ際、書類選考で落選したにも関わらず何故か紙袋一杯のノベルティ詰め合わせ(レッドブル入り)が届いたりして、個人的にかなり好印象だった。
選考に関しては書類選考と面談で割とサクッと決まった印象があった。面談ではひたすらRustとかElixirとかプログラミング言語の話をしていた気がする。
参加者
3回に分かれてるからなのか思ってたよりも参加人数は少なく、全コース合わせて10名ほど、主に東京オフィスが中心で大阪オフィスでのインターン生は俺ともう一人の計2人だけだった。 ただみんなかなり優秀で「やばい、休学ニートには眩しすぎて致死量の覇気だ」って印象だった。人事やエンジニアの方曰く結構倍率が高かったらしく、 「ちゃんと付いて来れるだけの実力を持った方、サイボウズだからこそという方を選考で熟考しているのでその点は安心して下さいね」と仰って下さったので自信を持つようにした。
業務内容
基本的には募集要項に書いてある通り、kintoneというグループウェアの追加機能のプロトタイプを仕様策定から実装、可能な範囲でテストまで一通りやる感じだった。
一応追加機能に関してはインターン期間で実装が終わりそうな粒度のものがいくつか用意されていて、フロントエンド寄りのものが多かったけどサーバサイド寄りのものもあった。俺は用意されてた案の中でサーバサイドの奴で他のインターン生と希望が被ったので相談の上同じくらいの粒度・内容のものを提案して頂き、最終的にサーバサイドにシンプルなREST APIのエントリを1つ追加で作成する案になった。前述の通り仕様策定から実装まで行い、一応単体テストも書いた。
また、適宜業務に関連する技術のセミナーなんかも開いて頂いてたのでそれに参加したり、という感じ。
社風・社内環境
多分これが一番気になる人が多いと思うので、肌で感じたことを書く。ただ大阪オフィスでのことが中心なので東京や松山はもう少し雰囲気が違うかもしれない。 また、比較対象が前回インターンに参加したピクシブになるので極端な比較にはなりそうな気がする。
社員の皆さんに関しては、これはインターン生全般にも当てはまってたんだけど、結構真面目で物静かな方が多い印象を受けた。 真面目で物静かと言ってもガリ勉コミュ障の湾曲表現とか言うわけではなく、業務に関して責任を持った程よい緊張感という印象だった。 ただ休憩のときはフランクに話して下さるし、メンターの方も質問には瞬時に的確に答えてくださって「能ある鷹は爪を隠す」とでも言うべきか、 本当に責任を持って取り組まれてた。
この点に関して途中に面談があったのだけれど、俺の見解としては「サイボウズで扱っているサービスはグループウェアという性質上主に企業や法人など、そのサービスが滞るとお客様の業務そのものが滞り、ひいては分かりやすい面で言えば経済的損失を招くことが予想される。だからサイボウズでは石橋を叩いて渡るぐらいの慎重さが必要だから緊張感を持って慎重にやっている」というような旨の私見を述べたところ、面談の人事の方が「その通りです」と仰られた。
これは例えばSNSのような場合は基本的に損失は自分に返ってくるだけ(だけ、という言い方は失礼とは思うけど)なので、チャレンジングに1日に何度もデプロイを行える点とは対照的で、適材適所のサービスの提供の仕方があるという言っちゃえば当たり前の知見を改めて体感できた。
また、サービスへの責任という面で言えば、これはサイボウズに関しては他にも見られ、例えばこれはkintoneの例だけど、 技術的には単体テスト以外にも様々な自動テストをして、自動テストをした上で更に社内の品質保証(QA)チームで人手でテストして、 しかもその上で社内で実際に様々な人たちで使って(いわゆるドッグフーディング)、ようやっとリリースという過程を経ていて本当に何重にもチェックしている、 というのが得る知見はあった。*3
また、サイボウズといえば「働きやすい会社」というので結構知られてるのはあるけど、実はサイボウズはちょうど社長交代があった10年ほど前に苦難の時期があって、その際に今の社長の青野さんは悩んだ末に色々方針を考えて、「チームあるところ、サイボウズあり」というスローガンを掲げるようになったとのこと。 実際人事制度についても「100人いれば、100通りの人事制度」との方針で、これは「るつぼではなくサラダボウル、パッチワーク」というアメリカ合衆国に対する比喩を俺は思い出した。
実際たった5日間だけどオフィスに居てる間でも、それぞれの人の出勤/退勤時間は結構バラバラだったり、在宅ワークをしてる方が結構居て、曰く「オフィスに全員集まるのはかなり珍しい」とまで社員の方が言ってられたのが印象的だった。それに関連する話としては、青野社長が「台風の日に頑張って出社したら社員全員在宅ワークしててオフィスの電気すらついてなかった」と仰ってたのを訊いたときは印象的だった。
また、今回のインターンでも東京と大阪に分かれてたのだけれど、同時期に松山でも似たことをやっていたらしく、そういう遠隔会議に通常ならSkypeなどで済ませるところを、サイボウズではCiscoのWeb会議機器が各会議室に1つずつ置かれていて、快適に通話が出来たのは印象的だった。
思うところ
なんか色々書いてたらべた褒めになってしまってちょっとアレだし、少し思うところも。ただこれはかなり個人的な問題ではある。
前回はピクシブというBtoC*4でかなりPDCAマニ車高速回転7200rpmな感じのところ、今回はサイボウズというBtoBで堅実にじっくり、というある程度毛色の違う企業の内部を見て感じたところなんだけど、この両者を体感して感じたのは確かにサイボウズのような企業の方針にも共感は出来る、んだけど、少なくとも、本当に個人的に感じた点としては、かなりざっくりとした言葉で怒られそうな気がするけど「若い内はもう少しスリルがほしい」というどうしようもないことを思った。
というのも、一応大学院1年休学してるのでこのままだと25歳で新卒で社会に出る、ということになりはするんだけど四捨五入して30といえども俺の価値観としてはまだまだどんどん技術を追っていきたい、という気持ちがあるのも確かで、技術面で言えば比較的チャレンジが出来るBtoC寄りの方が今の自分には合ってる気がした。35歳某説ってどうなんでしょうね…というか若老害にならないように気をつけないと…
他
- 大阪オフィス、立地が凄く良くてサイコーだった
- とらのあな梅田店が徒歩数分なのサイコーだった
- ただ社内ではあまりアニオタっぽい話出来る人が少なかった気がする
- 実装段階ではなく単体テストで発見できた割とやばそうなバグが潰せたのでテスト大事
- サイボウズはウルトラホワイトだったけど通勤電車がドア・ツー・ドア1時間30分超はしんどかったので、院卒就職したら実家から出てなるべく近い新居にしようと思った
- 何が辛いって満員の新快速がつらい。新快速はブラック
- ニート生活から久しぶりに外に出たので湿気でファッキン蒸し蒸し暑暑・汗ダラダラだった
- サイボウズサービス、意外なところで採用されてて驚いた
- 頂いたステッカーは早速愛機のMacBook Airにペタっと貼った。タンブラーも頂いたので研究室で使う予定
謝辞
サイボウズのみなさんありがとうございました。結構今後の就職については悩んでいた部分もあって、そのあたりの基礎固めに特に参考になる知見を得られて非常に有益でした。あと、賃金やプレゼントやランチとか本当にありがとうございます…。
〆
一応明々後日から復学なので病み上がりからの18卒就活&授業&研究頑張るぞい。というか病み上がり以前に全然病みが上がりきってない不健康体なので無理するとマジで死ぬので無理しないようにする
復学の話
なんかはてなから「1年前の同じ時期に書いた記事を振り返りませんか?」的なメールが届いたのでちょうど良かったので書く。
の通り大学院を1年休学してた訳ですが、大事がなければ9月から復学予定です。
休学中はひきこもってパソコンパチパチたのしい艦これたのしいを主にやってた訳ですが、真面目な話も少し。
大学院を休学したメリットとしては、通常M1って講義と研究と就活で忙殺されるんだけど、休学することによって講義と研究が一時的にストップできるので 就活の準備なんかが出来るのは大きかった。あと、大学の間で高めたポテンシャルを活かして好きなことが出来る時間を確保出来るというのもあった。
ただデメリットとしては実家ぐらしなので「はよ自立して」とよく言われるのと、大学院生となるとたかだか1-2年で修了なので長期アルバイトとかが見つけにくくて収入が脛かじりになってしまっていた。また、やっぱり思ってたよりも遥かにだらけてしまって結局何も出来てねぇってのはある。
復学後についてだけど、ひとまず研究は自分の興味のある分野を言ったら教員からは「僕は専門外で技術的指導は出来ないのでマネジメントに専念するけど、やってみてもいいよ」と言われたのでそれで。講義の方は1年下の後輩と出る感じで、就活は18卒扱いなのでひとまず夏はなんとかインターン選考に受かった1社にインターンに行く。
休学に関しては大なり小なり周囲の理解を得られたのは大きかった。感謝。
pixivの「pixiv 2016 SPRING BOOT CAMP」に行ってきた
pixivの春のインターン「pixiv 2016 SPRING BOOT CAMP」にエンジニア職として行って来たのでその感想エントリ。最近自然言語を書いてないので非常に雑な感想になってしまって申し訳ない。
他の方のエントリは把握してる限りでは例えば以下の方のとかあるのでご参考に。
前日譚
彡(゚)(゚)「病気休学したはいいものの実家ぐらしでアルバイトもしていないとマッマからの視線が痛いンゴ…」
彡(^)(^)「おっ、pixivがGitHub選考でインターン募集しとるやんけ、交通費・宿泊費・給料出るし応募したろ!」
↓
pixivさん「GitHub選考通ったで。Skypeで面接するやで」
彡(゚)(゚)「…(まさか書類選考通ると思わなかったンゴ…)」
↓
pixivさん「面接もOKやで。ほな当日よろしゅう!!」
彡(^)(^)「はい!(面接も通ってしまったンゴ…)」
誇張はあるけど大体こんな感じで参加が決まった。僕のGitHubのレポジトリを見ると分かるけどWebっぽいものは無いし、面接でも確かエンジニアの方とKali LinuxとかLispとかElixirの話を半ば世間話っぽくしてたので、ある程度の基礎能力があると見做されれば後は概ね「この人ならやっていけそうか」「この人と実際働きたいか」という目線で見定めをなさっていると感じた。かなり俗な話をすれば学歴フィルタがあるんじゃないのと最初は疑っていたけど、実際メンバーを見てるとそういうのは無く、単純に個人の力量・人柄で選んでるように感じる。
当日
業務内容
pixivのインターンはよくあるお試し就業体験ではなく、テーマにそって実働のpixivサービスに対して改善点を提案し、それを検討・実装し、実際に本番環境で動かして効果を見る、というまさに実践的な内容だった。基本的には総合職1人+エンジニア2名前後のチームにそれぞれメンターの社員さんが3人ほど付く手厚いフォローアップで、ほぼOJTに近かった。
うちのチームはプレミアム会員を増やすためにいい感じの導線改善を考えて実装、というテーマだった。
技術的には
基本的にはpixivのサービスはApacheやRDBMSなどの依存が多く手元で開発環境を構築するのは大変なのでSSH経由で開発環境に入って、という環境。開発の流れとしてはGitHubのprivate repoにpull reqを出してレビューを受けて、という流れ。
社内環境
パーティションで句切られているとかみんなスーツとかではもちろんなく、非常にのびのびとした空間だった。フィギュアや技術書を山積みにしている方も居た。
業務中にかわいい女の子の画像見られるのサイコーだった。
ドリンクに関しては基本フリードリンク制で、特に某ゴールドと某選ばれた緑茶にはお世話になった。pixivエナドリも美味しかったです。
1日目
アイスブレイクなど。 北は北海道、南は四国・九州から来ている方も居た。
開発環境構築。上記の通りSSH越しなので、人によってはsshfs
を使ったりしていたけど、自分はVimmerの意地としてSSH越しにVimで開発。そのための最低限の.vimrc
やシェル周りの設定など。
その後、開発フローに慣れてもらうのもあって事前に準備された課題の実装。僕の場合それがその日の内にレビューを経て本番環境にdeployされて脳汁がやばかった。
2日目
午前は総合職と技術職に分かれて研修、という名の勉強会。
ピクシブ春のインターン「pixiv 2016 SPRING BOOT CAMP」2日目!今日は課題に取り組む前に、エンジニアと総合職に分かれ仕事や技術についての講義に参加してもらっています♪ pic.twitter.com/rqaGC16RpN
— pixiv (@pixiv) March 15, 2016
技術職では例えば@tadsanにpixivサイトの構造の話をして頂いた。
他には最近pixiv Inc.がリリースしたsenseiというサービスをチームとしてどのようにして開発したか、その際どんなことに気をつけたかの話をして頂いた。
他には、セキュリティ周りの話なども合わせて計4つ程話をして頂いた。
どの話にしても実際に苦労した点、その方法を取った理由などを聞かせて頂けて非常に良い知見になった。
その後は実施施策に関してチームメンバーやメンターさんとMTGを行ってどんな施策をするのかひたすら悩んで討論した。
3日目
pixiv社内では水曜日の午前には全社単位での会議・ランチがあるらしく、それに参加させて頂いた。
今回は近い時期に大きめの変更があるらしくかなり活発な議論が行われていて、社員の方々のサービスに掛ける熱意を感じた。
また、総合職向けの会社説明会がちょうど開かれるということで参加した。
【17年度新卒採用情報】ピクシブオフィスにて会社説明会開催中!多くの学生さんお越しいただいております♪説明会は今後も随時開催予定です。日程は決まり次第リクナビ2017にて告知いたします。ご参加お待ちしております! pic.twitter.com/Iv98Xv5MG7
— pixiv (@pixiv) March 16, 2016
pixivの社長の片桐さんのお話も聞いた。噂に違わぬフットワークの軽い方ですごかった。例えば就活生の方から「こんなニーズあるんですがどうですか」って質問に対して「うーん、pixivでやっちゃう?」みたいな感じですごかった。
午後はチーム内MTGなどをはさみつつ昨日決まった施策をガリガリ実装し始めた。 ここで実装した内容に関しても現在実際のpixivのサービスに反映されてて割と今でもドキドキしている。
4日目
この日もMTGをはさみつつその実装、という感じ。5日目は最終プレゼンを控えているため実質実装はここまで。
5日目(最終日)
実装は切り上げて資料作成をガリガリとして、夕方に最終プレゼン。 結構他のチームはちゃんと数字出してたけど、うちは実装に取り掛かるのが遅かったのもありどっちかというと「今後の課題」のような反省点の方が多かったのが反省点。
その後打ち上げがあって終了だった。
感想
恥を忍んで正直に言うと、自分は院生にも関わらずアルバイトも含め就労経験がほとんど無かった*1ので体験すべてが新しいことだった。
その中で思ったのは、自分はあんまりコミュニケーションが上手くないので、表には出さずとも出来ればコードだけを書いていたいという人種だったのだけれど、 エンジニアでも施策に対して技術的な実現可能性について助言したり、施策そのものに関しての改善点などを話し合うのにやはりコミュニケーション能力は必要だし、 ほとんどの職場においてチーム開発となるのでやはりコミュニケーション能力の重要性を実感して考え方を改めた。
また、pixivについて一番実感したのはその開発プロセスのスピード感であり、1日目にいきなり自分の書いたコードがdeployされたのは本当にびっくりして嬉しかったと同時に、 このコードがpixivユーザ1700万人に見られ得るのかと考えると責任の重さというのも感じた。 ただ、逆に言えばpixivという会社はインターン生であろうと本番環境に反映されるコードを書かせてもらえるという点で、責任はある分、それに見合う自由や権限があり、その点からも本当に良い会社だと思った。
また、自分は専門分野や知識の関係上どちらかというとWeb業界は避けていたが、これを機にWeb業界も視野に入れるようにはなった。
謝辞
以上のような感想も踏まえて、メンターの皆様も含めてpixivの皆様には本当にお世話になったと思っています。5日間という短い間でしたが本当にありがとうございました。
また、一緒のチームメンバーの2人も良いインターンに出来て良かったです。技術職の彼は他社のアルバイトなどで培った技術や知見にお世話になったし、総合職の彼女はエンジニアからみても施策出しや結果分析、資料作成など本当に頑張っていたと思う。
また、チームメンバー以外のインターン参加者各位に関しては今回はあまり話せませんでしたが、濃い面子で楽しかったです。
皆様またどこかで会えればと思います。
pixiv春のインターン「pixiv 2016 SPRING BOOT CAMP」本日終了いたしました!5日間にわたり、課題解決策の提案から実装まで行っていただきました。参加者のみなさん、本当にお疲れさまでした! pic.twitter.com/Jv5rqJXl2j
— pixiv (@pixiv) March 18, 2016
蛇足
- 参加者の方の一人とうちのチームのメンターの方の一人が普通に関西での知人で世間は狭い
- 今回某Vim神に御挨拶出来なかったのが心残り
- 今回ので就労意欲が湧いたので京都あたりでお仕事探してます(宣伝)
pixivについて、tadsan曰く qiita.com
業務上知り得た秘密になるのかは分かりませんが、某p社の某チャットでは:hakatasan:というスタンプがありました
— TASUTEN (@tasuten) March 21, 2016
インターン中、デザインで「この色とこの色の平均値あたりどう?」とか言われた時におもむろにHTML色コードを16進数としてみて平均値を求めた理系バカが今ここにいる
— TASUTEN (@tasuten) March 20, 2016
ワイ、p社インターンで「ニジエのほうがよく使ってます」と言い放つ
— TASUTEN (@tasuten) March 19, 2016
すいませんすいませんpixivもちゃんと使います…
#mixi_git challengeに行ってきた
まず最初に述べておくと、後で記事を書く某p社インターンとかその準備で忙しくて、参加から2週間近く立ってからの感想エントリでヽ('ω')ノ三ヽ('ω')ノもうしわけねぇもうしわけねぇ。
さる2016/03/05に渋谷のmixiオフィスで開催されたmixi git challenge #2に参加したのでその雑な感想エントリ。
まずmixi git challengeって何
詳細は以下のmixiさんのエントリを見るのがはやい
すごくざっくり言うと、gitに関して「こんな問題が起きてんだけど解決してくれ」な問題が出て、二人一組くらいのチームで挑んで正答すると難易度に合わせてポイントが貯まりそれで競う感じのイベント。交通費概ね片道分が出たり昼にお弁当が出たり夜に懇親会で酒!飯!
なんで参加しようと思ったの
- 以前mixi Scrap Challenge #mixi_scrap に参加してきたので
- git?GitHub社の勉強会・トレーニングでちょっとだけだけど自信あるぜ!
- 久しぶりに@side_tanaさんに挨拶したい
次の日神保町と秋葉原で遊びたいシンカンセンスゴクカタイアイス食べたい
競技内容
先述の通りgitに関する問題を解くのでgitにある概念の知識やどれくらいgitが使えるか、また高得点の問題に関してはblobとかgitの内部アーキテクチャに踏み込んだ問題もあった。基本的に採点システムは中の人が書いてる通りCircleCIで回って自動化されてるはず、だったのだけど今回はトラブルで結局スクリプト回して人力CIだった模様。つらい…
結果
チームメンバーのid:jtwp470氏の奮戦と、なんとなくカンで解いた高得点問題のお陰で3位でOctocatのフィギュアもらった。あとGitHubの協賛で行ってたらしくGitHubのステッカーもいっぱい貰ってきた。うれしい✌(’ω’✌ )三✌(’ω’)✌三( ✌’ω’)✌!!!!
真面目な感想
個人的には前回のscrap challengeでは入賞できなかったので、Webセキュリティとgitと分野は違えどリベンジが出来たので嬉しい。
また、後でエントリを上げるのですが先日まで行っていた某p社のインターンでgitをバリバリ使って、その時に「git challengeでgitいじくりまわしたのもあって割とgitいい感じに使えてる…」ってのもあった。
実際今gitといえばGitHubなんかが教育活動なんかを世界規模で進めていて、かつgit/GitHub自体エンジニアだけでなくデザイナの人たちも使ってて、ほぼコードを書く上で必須のツールになっている。その中での教育活動というのでも良いイベントだし、また実際トラブルシューティングって普通に使ってていざトラブって時間溶かすよりかは、このようなイベントで意図的にトラブルシューティングを体験することで良い経験にもなると思う。実際新しい知見の獲得もあった。
ので、本エントリを読んでる学生の知人、特に後輩なんかには積極的に参加して欲しい。交通費も半分出るし人脈も広がる。また、厳しい選考で落とされそう…というのも、基本的には募集要項にあるように普通にgitが使えてプログラミング出来れば大丈夫だし、基本はある程度抽選っぽい。のでぜひ次回以降応募すると良いと思う。
最後に
最後になりますが、謝辞として主催のmixi社+運営・中の人の方々、協賛のGitHub社、参加者各位、良いイベントに参加できてよかったです。ありがとうございました!